テクノロジー
「社会的挑戦」には武器が必要です。多摩大学総合研究所では、「挑戦」のためのテクノロジーとして、「シンプルストラテジー」と「ケースバンク」を持っています。
シンプルストラテジーとケースバンク
「シンプルストラテジー」は戦略構築の方法論です。戦略構築とは、組織がどのような環境にいるのか、そこで何をしたいのか、そのために何ができるのかを問う自己認識のプロセスであると私たちは考えます。環境や組織内部の変化に対して、これらの問いに答えるように「今の組織の姿」を統合したり、解体したりしながら、組織としての一貫性を保ち、持続可能な存在にしていく。これが変化の激しい複雑な社会における戦略の使命です。この統合と解体の繰り返しには、成員の動機づけや認知転換、合意形成が必須になります。つまり、自律した個人が集まり、討議しながら、知恵を出し合っていく場が必要であり、そのような場とプロセスをマネジメントしていくことが求められているのです。したがって、戦略構築の枠組みは、誰もが共有でき、しかも柔軟性のあるシンプルなものでなくてはなりません。だからこそ、この要請に「シンプルストラテジー」は応えているのです。
また、今の時代において、「経営の教科書」はありません。そのような時代において経営を学ぶのに適しているのは、事例(ケース)における意思決定の背景を解釈するケースディスカッションです。多摩大学総合研究所では、その材料となるケースを集め、「ケースバンク」として、研修や教育に利用できるようにしています。